腰からお尻、下肢にかけて通る坐骨神経という神経に関係する部位にしびれや痛みなどが起こっているものを坐骨神経痛と呼び、神経の走行に沿って症状が出ます。主な原因は下肢への神経なのでやはり腰です、しかしヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症等神経圧迫の原因は様々ですのでしっかりとした検査が必要です。悪化してしまうと足の先まで痺れ、眠れないほどつらい状態になることもあり、手術になることもあるようです。

高齢者、特に女性に多いのがこの変形性膝関節症です。膝関節のクッションの役目をする半月板や靭帯、関節を包む関節包等が変形、拘縮、炎症を起こし腫れ、痛み、可動制限などの症状を出します。原因は生活習慣や転倒などのけが、または加齢などが原因で発症するともいわれています。発症期間が長いと変形が進行し手術になることもあります。

中高生男子に多く見られる膝の成長痛で、アメリカの整形外科医オスグッド氏とスイスの外科医シュラッター氏が発表したことから名付けられています。成長痛とは、成長期の急激な体の変化に伴う痛みの事で、主に骨の成長に筋肉や靭帯が付いていけずに骨が牽引されてしまい痛みを生じるものです。膝の皿周辺から下部辺りに痛みを感じます。初期では運動時において痛みがあり安静にすると治まりますが、症状が進行すると安静時にもズキズキとした痛みが残ります。膝を曲げた時に出っ張る脛骨の先端が、見た目にも分かるほど突出することもあります。