背中のコリはいくつかの部位に分けられ、肩に近い上部は僧帽筋、肩甲骨の間は菱形筋、背骨を挟んで背中全体の場合は脊柱起立筋、およびその複合でコリが起こります。コリと言ってもひどくなると吐き気がしたり、呼吸が苦しくなったりすることもあります。

ぎっくり腰と同じように急激に背中が痛くなる症状を総じてぎっくり背中といい、ぎっくり腰と同様の強い痛みを発症することがあります。きっかけはくしゃみや不意にくるっと振り向いたり、また伸びをしただけで発症することもあるようです。

背骨の骨の一つがつぶされるように骨折してしまう事を圧迫骨折といい、骨密度の低下した方（骨そしょう症）やお年寄りに多く起こります。尻もちをついたり、重いものを持ったりすると起こる事があり、なかなか痛みが治まらず、側弯の原因になったりします。