結論から言いますと「大きく離開したりしないといわれています」と言うと

「そんなばかなー」「実際にお尻が大きくなってるし」という声が返ってきそうですが、上の骨盤のイラストをご覧ください。少し専門的になりますが骨盤は背骨の一番下にある「仙骨」と言う骨を「寛骨」（腸骨、坐骨、恥骨）という大きな骨が挟む形で構成されています。その左右の「寛骨」の下にそれぞれに「大腿骨」と言う太ももの骨がくっつき両足に体重が分散され体を支えています。

骨盤が開くということは「仙骨」と「寛骨」とのジョイント部か「寛骨」同士がくっつく「恥骨結合」というジョイント部のどちらかが離れてしまうことになります。そんなことになれば何10キロもある体を支えられません。

ではなぜ皆さんは骨盤が開いたように感じるのでしょうか？

それは「骨盤の傾きと股関節のねじれ」のせいです。骨盤は開きませんが、傾きます。そして股関節はねじれます。（細かい定義は専門的になりすぎるのでここでは割愛しますが、これが一般的に言われるゆがみです）次のイラストは「歪んでない骨盤」と「歪んだ骨盤」が描いてありますが、右の体の方が太く見えませんか？例えるならカバンの中に荷物をぐちゃぐちゃに入れるとカバンはパンパンに膨らんでしまいますが、きちんと整理して入れるとすっきりコンパクトに収まります。これと同じです。ですから骨盤が開いたと感じる方は骨盤の歪みと股関節を調整することが正解です。

こちらも良くあるご質問です。こちらも結論から申し上げます、骨盤矯正をすればすぐに痩せるわけではありませんが、

ゆがんだ骨盤では痩せにくい可能性はあると考えます。

根拠は単純です「歪んだままでは動きが悪いから」です。動かなければ血流が入りません。

客観的な事実に絞ってお話ししますが骨盤（体）が歪むと筋肉が固くなります。ピンと来ない方は「真っすぐに立った状態」と「斜めに傾けた状態」とで脇腹のあたりを触ってみてください、傾けたときのほうが体が固くなったように感じませんか？傾いた体を支えるには筋肉が余分に力を入れてないと支えられないからです。

これと同じことが骨盤の周りで起きています。すると

• 固くなった筋肉は血流が阻害されます➡代謝の低下
• 筋肉が固いということは関節の動きが制限されます➡運動の制限

この様な理由で歪んだ骨盤では痩せにくい体になっているといえます。ですから

「痩せたいのなら骨盤の歪みは邪魔になる」

と言うのが当院の考えです。

骨盤だけではなく体全体で言えることなんですが、人間の体は本来左右対称に出来ています。（内臓ではなく体を形作っている組織です）そこに生じる「左右差」が「歪み」です。

何が言いたいのかと言うと歪みを修正するには左右のどちらにずれているのかを判断する必要があります。つまり「検査」です。どちらに傾いているのかもわからずに歪みはなおりません。治せません。

ベルトもクッションも椅子も、更には骨盤矯正の商品全般は歪みを判断する「検査」がありません。これでは幾らか良い方へ慣らす事は出来ても本当にきれいに体を修正することは出来ないと言わざるを得ません。（悪いと言ってる訳ではありません、本当にきちんと歪みを修正するにはしっかりした検査が必要だと言うことです）

ですから本当に不調や痛みのある方はきちんとした調整を受けるべきでしょう。

最後に骨盤矯正を受けるコツをご紹介いたします。

ポイント①施術を受ける前と受けた後で体がどのように変わったのかをしっかりと説明してもらいましょう。施術によって体がどうなったか分からない様では心配です。

ポイント②骨盤は当たり前ですが足や上半身とつながっています骨盤矯正だからと言って骨盤の周辺だけの施術では不十分です、きちんとした全身調整を選びましょう。

骨盤のみならず体の修正は時に凄くいい変化を及ぼすことがあります、是非しっかりとした知識で正しい施術をお選びください。

ちなみに・・・

これだけ骨盤矯正について説明してきましたが、当院では骨盤矯正を特別なこととしてとらえていません。当たり前の事だからです。骨盤や股関節は人間の体の土台になるとても重要な部分です、ですから当院では産後のお母さん方だけでなく全ての方の調整に骨盤の調整は含まれています。

ご興味のある方は一度体験にいらしてみて下さい。ご自分の歪みに驚かれると思いますよ。