今回は研修会の記録です。

現在、勉強されている方の中にヨガの先生がいらっしゃいます、その方とよく反り腰、受け腰の話になるんですが、この話は、先生によって見解が結構違います。

そもそも反り腰の定義がばらばらなので、話していると、結局おなじ事言ってるなとか、見ている箇所が全然違うなとか。

我々の様に日々施術に当たっている物は、沢山の方の体を見てきているので分かりますが、これから勉強しようという方たちにとっては統一してもらわないと困るでしょう。

反り腰の定義は様々で、お腹が出る、女性に多い、顔が出る、猫背になる、腰痛になる、腰痛にならない、肩が凝る、凝らない、O脚になる、等

人によって本当にいろんな見方があります。

我々は反り腰、受け腰かだけで調整はしませんが、あえてそこだけにフォーカスするなら、

腰椎の前弯があるかないかです。ヘルニアやすべり症等の疾患も考慮しなくてはいけませんが、そもそも文字通り反っているかどうかですから。

ただ重要なのはその腰椎の状態にどうしてなったのか？を判断しなくてはいけません。

それには、腰椎だけではなく、足関節、膝関節、股関節、さらには、頸部の状態も大きく影響します。

つまり反り腰、受け腰は結果の一つですね。

当院でも、「私、相当な反り腰で」というかたでもよく見たら受け腰だったなんてこともよくある事です。そして調整は必ず、腰椎以外の箇所から始めていきます。（大半のケースは腰椎は触らなくても改善していきます）

つまり、腰椎だけではなく体全体を見なければいけないという事です。

反り腰、受け腰にどうしてなるのかが分かれば、セルフケアができます。これが腰部だけにとらわれてしまうと中々改善しません。

ここでは解剖学的な事は省きますが、人間の体には簡単に判断しずらい理由がありますので、しっかりと理解するにはやはり、しっかりした知識や体の構造を理解することがが必要ですね。

男性にも反り腰の方も見えますし、女性でも受け腰の方もいらっしゃいます。

この様に自己流では腰痛を悪化させてしまう事もありますから、ご心配な方は是非一度専門家に見てもらいましょう。反り腰も受け腰も十分治すことができますから。