今回も、どちらかと言えばセラピスト向けの記事になります。

体幹の症状の中でも多い症状として首（肩）と腰の症状がある。

体幹、脊柱、骨盤の変位からアライメントがくずれ、

筋緊張や硬結によって出来る症状も多いが、四肢の問題から起きることも多い事は以前の記事で書いた。

手足の使い方などから四肢にねじれや、アライメントの崩れなどが起きて筋の連動性から体幹の症状を作り出すこと以外にも

神経への干渉から体幹症状を作り出すことも非常に多い。

代表的なのは腕神経叢や仙骨神経叢などだが、今回お話ししたいのは、そうした神経の走行の中でも、絞扼等が起きやすいのは、前腕や下腿に多いという事。

構造的にも骨が二本あるし、筋の数も上腕や大腿に比べて多い。

特筆すべきは二本の骨がある事で可動する部位であるという事。可動性の部位であるという事は、動かなくなると不具合が生じやすい。

橈尺関節、脛腓関節等はマイナーといえばマイナーなのだが、不調の原因になりえる要因が多い、という事は改善テクニックの重要なポイントでもある。